いせ辰は、元治元年(1864年)創業の老舗。江戸千代紙、おもちゃ絵の版元です。
目にも楽しい色鮮やかな手摺りの江戸千代紙や、それらを使った千代紙小物も有名ですが、今回は縁起がいいとされる「江戸犬張子」を紹介させて頂きます。
迷いこんできた犬や、引き取り手を探している犬、もちろんペットショップなどで売られている犬も、ともかく「犬を飼うとおうちの運気アップ!」というのは風水ですと王道のお話です。
同じく、「犬の置物」も、運気をアップさせると言われています。
ざっくりなお話になってしまいますが、犬は風水でよくいわれる陽(運が上がる)・陰(運が下がる)のうち、とっても強い陽の気をまとった生き物だからだそうなんです。
個人的な話ですけれども、実際に犬を飼ってみて、私が楽しい時は元気ではしゃいでいてくれるし、悲しい時はすっと察してくれるような雰囲気があり、何度も励まされて来ました。
また、赤ちゃんと遊ぶ犬・さらにはあやすような犬もいて、犬って本当に大昔からの人間のパートナーなのだと思います。牧羊犬などは現在でも活躍中ですし、犬がいなかったら人間の文明の進化が遅れていたとい説さえあるそうです。
また、犬はお産が軽いので、日本でも古来から安産祈願や出産祝いとしておめでたい生き物とされて来ました。
妊娠5ヶ月目に入った最初の戌の日に、妊婦さんが腹帯を巻いて安産祈願に神社にお参りをする風習も、古くから伝わっていますね。
そしてもちろん家内安全の効果というのは、不審者がやってきたらワンワン吠えて追い払ってくれるため。
いせ辰の江戸犬張子は、姿も丸っこくて愛らしく、色鮮やかなで見ていて楽しくなるお品物です。大きいサイズもございますが、あまり「和」を主張しすぎないための、ちょこんと置けるミニサイズがあるのも嬉しいですね。
ご友人やお嫁さんがご妊娠された時の安産祈願として。また出産祝い、家内安全のお守りとして、「犬の置物にはこんな縁起のいい由来があるんだよ」と楽しくお喋りしながら、プレゼントされてはいかがでしょうか。おすすめのお品物です。