芙蓉酒造 金宝芙蓉 純米 Mikumari
芙蓉酒造 金宝芙蓉 純米 Mikumari
芙蓉酒造の新定番!風土の恵みが与えたバラエティに富んだ味わい
日本神話において「水を分け与える分水嶺の神」とされるミクマリ。
水にかかわる神として、田の神、水源地である山の神ともされています。
四方を山々に囲まれ、水系豊かな信州佐久の恵みを受けた当蔵で醸される
純米Mikumariは味わいに幅があり、米の旨味が豊かに感じられます。
召し上がる温度帯によっては、ゆく川の流れの如く、刻々とその表情を変えていきます。
風土の恵みが与えたバラエティに富んだ味わいをお楽しみください。
【原料米/精米歩合】 長野県産ひとごこち / 70%
【味と香りのタイプ】 濃醇 / 香り穏やか
【度数/日本酒度/酸度】 15% / ±0 / 1.5
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◆テイスティングコメント
ゆっくりと口中でふくらみ、香味のバランスが取れた純米酒。またアルコール感が低く飲みやすい。
外観は、透明感のある淡いクリスタル、わずかにイエローの色調がある。
香りの第一印象は、ふくよかで華やか。熟した洋梨のような果実香、アカシアの花、またそのはちみつのような甘い香り、石灰のようなミネラル香が調和している。さらにつきたての餅、白玉団子のような甘い米香、フレッシュミルクのような乳製品の香りが優しい感じを与えている。
味わいは、穏やかな甘味を伴いややボリュームを感じさせる第一印象。中盤から穏やかな旨味が広がり、きめ細かい酸味が主張してくる。ゆっくりと口中で華やかにふくらむ。全体にまろやかで厚みのあるバランス。余韻は長く続く。
15〜18℃で大振りの磁器の猪口がおすすめ。この温度帯ではバランスの取れた香味を楽しめる。または40〜45℃のお燗で、大振りの磁器の猪口を用いる。温めると酒のふくらみを楽しめる。
相性の良い料理は、マダイの塩焼き、大根おろしを添える。酒は40〜45℃で合わせる。温められて芳醇になった酒の香味が、香ばしく焼かれたマダイの風味と調和して味わいを深くする。酒の穏やかな旨味がマダイの上品な旨味と同調する。
または口水鶏(よだれ鶏)、香菜を添える。酒は15〜18℃で合わせる。この酒の穏やかな香味が、茹でた鶏肉の穏やかな旨味と同調して味わいを深くする。酒の熟した果実の香りが花山椒と調和して、料理を印象的に仕上げる。